聖号十念
雨に萌ゆる緑が風情を漂わせる季節となりました。
令和5年「倶会一処 ~ともに生き、ともに祈る~」のご報告を申し上げます。私が会長を務めております「浄土宗東京教区教宣師会」が主催の行事です。
例年どおり、「時の記念日」の6月10日、大本山増上寺・ 安国殿にて追悼のご法要をお勤めいたしました。
時の記念日は、「初めて時計による時の報せが行われた」
状況の変化に伴い、 本年は昨年より多くの定員を設けることができました。(専門家の指導のもと、感染対策は継続しています)
現地には38 名のご参列を賜り、オンラインでは日本全国から21名余りのお申込みをいただきました。
また、スタッフ参加を広く呼び掛けたところ、 様々な立場から18名のお申し出をいただきました。 多様なアイデアやご意見により、 遺族対応がよりスムーズな形となりました。
ご法要では、浄土宗のご本尊・阿弥陀如来(あみだにょらい) さまのご宝前にて、お経とともに、 亡き方々のお名前を読み上げてご供養させていただきました。
大切な方を悼む方々と、有志の僧侶たちが共々に手を合わせ、「 南無阿弥陀仏」のお念仏をお称えつつ、皆様がお届けくださった「 亡き方へのメッセージ」をご本尊に奉納いたしました。
おかげさまで参列の方より好意的なご感想や感謝のお言葉をいただ きました。ただ、世の中には未だまみえぬ数多くのご遺族・ ご朋友がおられます。お言葉を励みに、 来年からもより良い法要にしていこうと志しました。
阿弥陀さまは、
明年も、この追悼法要をお勤めする予定でございますので、
少しでも、お心安らかな時間が増しますよう、
合掌