
松光寺は、正式名称を浄土宗 清涼山 長昌院 松光寺と称する
江戸大名墓の寺院。
永禄四年(1561年)、知恩院末寺として江戸芝西久保巴町に開基、頂本山と號す。
慶安三年(1650年)大火にて類焼し、明暦二年(1656年)当地に移転す。
上山松平家と細川家の江戸菩提寺として隆盛を極む。
元禄元年(1688年)、松平日向守信之の母、松光院殿にちなみ、松光寺と號を改む。
明治元年、鉄道工事にあたり、英国人技師の宿舎となる。
現在の住職は石井綾月。東京大学文学部英文科を経て平成18年僧侶資格取得。

高輪は江戸から昭和初期の雰囲気を残した歴史の薫る街。
古くは大名屋敷、明治時代には皇族のすまいが多くあったところ。
火災延焼を防ぐ目的で寺院も多く存在する。
高輪メモリアルガーデンは高輪の中でも高台に位置し、
古き佳き風情を受け継ぎながら、モダンな雰囲気を取り入れている。