9月2日(土)、大本山増上寺・慈雲閣にて、写経会を厳修致しました。
朝方の悪天候が好転し、多くの方にお出まし頂くことができました。

今回は、私の所属する城南組とお隣の芝組の共催でした。
受者の方に楽しんで頂くため、担当者で頭を絞りました。

芝組の会長より、「受者の方にとって写経会のような行事は日々の華となる楽しみであるので、
今回はお土産のあしらいなどにも趣を凝らしたい。また、写経の速度には人によって差があるので、
お手本も数種類用意したい」という細やかなお心遣いのこもったアイデアを頂戴いたしました。
当山の彼岸会やご法要にもこのような心構えで臨みたいものです。
私はお申込みの取りまとめから名簿作成、回向簿作成、法要担当の割り振りなどをさせて頂きました。
漏れがないか、失礼はないかとかなりピリピリしておりました為、受付で沢山の方が一度においでになった際に慌ててしまい、領収証の書き損じなどをやらかしましたが、他の役員に助けて頂き、なんとか務めを果たすことができました。仲間のありがたみが身に沁みます。

また、城南組からはご法要前の新しい試みとして、元プロのミュージシャンである城南組会長とバンドのメンバーにより、浄土宗の教えをテーマにしたオリジナルソングが演奏されました。
現代音楽の曲調で教えを伝えるというのは珍しい手法のため、当初は受者の方々が驚かれるのではないかと危惧しておりましたが、幸いにして皆様から苦言を頂くこともなく、温かくお聴き頂くことができました。
開式のご法要後には、芝組常照院ご住職、野村恒道上人より徳川家康公と浄土宗・増上寺とのご縁、そして増上寺にて写経をする意義についてご法話を賜りました。
3種類の写経手本より、皆様思い思いのものを手に取られ、ゆったりとした時間をお過ごし頂けたようです。
東京浄青の他組からも多数の御出仕を賜り、盛会となりましたことに御礼を申し上げます。

合掌

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