聖号十念
6/10(日)午後4時より修する自死者追悼法要を、毎日新聞(6/6朝刊)、産経新聞(6/7ネットニュース、6/8紙面)、東京新聞(記載時未定)にて取り上げていただくこととなりました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00000061-mai-soci
今回は講師を勤められたご遺族の御心情が辛い状態であったことを鑑み、研修会の広報は控えさせて頂きました。小さなきっかけが大きな衝撃となるご遺族の方々に対し、あえて強い言葉で批判をされる方もいらっしゃいます。「この位なんだ、自分はもっと辛いことに耐えてきたのだ」とおっしゃる気概やご経験を否定するものではありませんが、一人一人の人生には最も身近な存在であっても分からないことがあります。
何が一番辛いかは人それぞれで、身内や世間一般に分かってもらえない辛さ、「普通」の人みたいにうまくやれない辛さ、みんなの辛さに全部24時間365日は寄り添えないのが私たち僧侶の限界でもあります。阿弥陀様という仏様は全ての方を救うという誓いを立てられた仏様ですが、自分の今の人生では遠く及びません。聞き及んだだけの一つ一つの事例にしても、漫画やドラマのようなあるべき結末など望むことは難しい。それでも、心底からは分からなくても、先立たれた方々のため、そして大切な存在の喪失を抱えたご遺族の為に共にお祈りをし、ご供養できればと思っております。
本年で追悼法要は10年目となります。良いご法要となるべくお勤めさせて頂きます。
皆様どうぞお気をつけてお参りください。
合掌
