【HPリニューアル】この病は仏の御はからいか

聖号十念
ご無沙汰しております。
このたび、ホームページの構築環境の規格変更にともない、全面的にリニューアルをさせていただきました。
また、ここ数年、高血圧によるドクターストップがかかっておりましたが、晴れてブログも再開させていただくこととなりました。
以前のように月1回更新できるかまだ定かではありませんが、浄土宗や仏様の教えについて、何か良いものをお伝えできればと存じます。
数年前まで、まさか自分が救急搬送されるとは思いもしませんでした。
当時、コロナがやっと落ち着いてきたかと思いきや二つも戦争が起き、そのうちの一つは宗教が原因となったものでした。
宗教者として何か語れることはないかと、背景を調べてみたところ、調べれば調べるほど膨大な歴史と積み重なった死者数に呆然としました。世界中の知者が識見を持ち寄っても解決しきれぬ問題の根深さ、そして「自らの信ずるもののために他者を害するのは英雄的行為である」と信ずる人々の多さにも圧倒されました。
父の病状への対応や、宗内の小規模団体で女性初の会長職を拝命したことも重なったためか、しばしば頭痛に悩まされておりましたが、ある日突然、頭が割れそうな頭痛で動くことができなくなりました。病名は「緊張性頭痛」とのことでした。手当に尽力していただいた皆様には感謝するばかりです。
投薬のおかげで頭痛はおさまりましたが、当初は自分が情けなく、気持ちが落ち込みました。自分の限界はここまでなのだろうか、自分には過ぎた役割だったのかと、トボトボといつもの道をお寺へ歩いていたところ、近隣の日蓮宗寺院の看板説法が目に飛び込んできました。
「この病は仏の御はからいか」
この言葉を目にしたとき、パッと視界が開けたような気がいたしました。
確かに、病気というのは職務にとって障りであり、関係者やお客様に迷惑をおかけしてしまう側面があります。
しかし一方で、病を得たことで学べることもあるのではないか。
例えば、同じように病を抱えながら働いている方々の気持ちを慮ること。
人間は知らず知らずのうちに、自分の許容量が分らぬまま仕事量を増やしてしまうことがあるということ。
自分の今までのやり方を見直すことで、すべての方の働き方を改善するきっかけにつなげることができるということ。
そんな希望が頭に浮かび、もう一度初心にかえって、「境内掃除」からやり直そうと気を取り直すことができました。
浄土宗のご本尊の阿弥陀様は、すべての方々それぞれの事情を分かったうえで、「あなたの志のあるかぎり、決してあなたを見捨てない」と誓われた仏様です。お念仏を唱えるのはいつからでもかまいません。いつ始めても手遅れということはなく、一度やめてしまってもどこからでもやり直すことができます。
皆様のこれからの道行きに、仏様とご先祖様方のお護りがありますよう、これからもご祈念し続けてまいります。
如来大慈悲 愛民護念 南無阿弥陀仏 合掌礼拝